遠鉄百貨店(浜松市中区)は10日、同社の通販サイトが不正アクセスを受けて顧客情報が流出した件で、新たに1288名分の流出が判明したと発表した。これで、流出した情報は8846名分となった。クレジットカード情報の流出数については、既報の2689名分、3018枚から変わっていない。
同社によると、新たに流出が判明したのは、2000年6月~2004年12月までに、同社の「お中元インターネットショッピングサイト」「お歳暮インターネットショッピングサイト」「おせち料理インターネットご注文承りサイト」で商品を注文した顧客610名と、届け先678名の情報。氏名、住所、電話番号のほか、注文者についてはメールアドレスも流出している。
前回の発表では、上記3サイトの2005年6月~2010年7月の注文者と届け先の情報7558件が流出したとされていた。しかし、同社がネット通販を始めた2000年までさかのぼって調査を行ったところ、すでにサーバーから削除してあった当該期間の情報についても、復元が可能であることから、流出したものと判断したという。
同社では、コールセンターを設置して問い合わせに対応している。また、同社から直接電話をかけてクレジットカード番号、有効期限、暗証番号などを聞くことは一切ないとしている。
(2010/12/16 ネットセキュリティニュース)
■ インターネットショッピングをご利用いただいたお客様の個人情報データ流出について(遠鉄百貨店)
http://www.endepa.com/osirase/apology.html#01-02a
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