アップルは6日、Mac OS Xの最新版「10.6.6」を公開した。10.6.6では深刻な脆弱性が1件修正され、安定性や互換性の向上が図られている。また、アップデートにより、Mac用のアプリケーションを購入できる新機能「Mac App Store」が利用できるようになる。アップルでは、すべてのユーザーにアップデートの適用を推奨している。
アップルによると、10.6.6では、PackageKitがディストリビューションスクリプトを扱う際にフォーマットストリングエラーが発生する問題が修正された。この脆弱性の悪用により、ソフトウェアアップデートのチェック時に、中間者攻撃の実行者がアプリケーションをクラッシュさせたり、コードを実行することが可能になってしまう。脆弱性の影響を受けるのは、Mac OS Xの10.6から10.6.5まで。
「Mac OS X 10.6.6」は、アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」で自動インストールできるほか、同社の「サポートダウンロード」ページからも入手できる。
(2011/01/11 ネットセキュリティニュース)
■サポートダウンロード(アップル)
http://support.apple.com/ja_JP/downloads/
■About the security content of Mac OS X v10.6.6[英文](Apple)
http://support.apple.com/kb/HT4498?viewlocale=ja_JP
■Mac OS X v10.6.6 アップデート(アップル)
http://support.apple.com/kb/DL1343?viewlocale=ja_JP