マスターカードをかたる英文のフィッシングメールが17日から18日にかけて国内ユーザーのもとに舞い込み、フィッシング対策協議会が18日、緊急情報を発した。当編集部でも以下の5種類の件名のフィッシングメールを確認している。
Important MasterCard Alert
MasterCard Alert
MasterCard Account Holder
Message Regarding Your MasterCard
Regarding Your MasterCard
メールは英文で書かれ、メール本文には「オンラインシステムをアップデートしたので、アカウント情報の更新が必要だ」という説明があり、偽サイトのURLを提示してクリックするように促している。
クリックして偽サイトにアクセスすると、マスターカードの偽のロゴの下に「Update Your Credit Card Online(オンラインでクレジットカードをアップデートしてください)」と記した画面が開き、氏名、住所、カード番号、有効期限、暗証番号などのクレジットカード情報と個人情報を入力させようとする。すでに、おなじみの手口だ。
メールも偽サイトも英文なので、国内ユーザーがだまされる可能性は低いと思われるが、うっかりURLをクリックしたり、大切な情報を入力したりすることのないよう注意していただきたい。カード会社や金融機関が、口座や個人情報をたずねるメールを送ることはない。こうした内容のメールを受け取ったら、ただちに削除するに限る。
(2011/01/19 ネットセキュリティニュース)
■MasterCard(マスターカード)を騙るフィッシング(2011/1/18)(フィッシング対策協議会)
https://www.antiphishing.jp/news/alert/mastercard2011118.html