消費者庁と総務省は19日、特定電子メール法(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)に違反し、自社や他社が運営する出会い系サイトなどの広告宣伝を行うメールを配信したエース(ACE:大阪市天王寺区)に対し、同法を守るように命じる措置命令を行った。
発表によると、同社は少なくとも昨年9月11日から今年1月10日までの間、少なくとも45のWebサイトに関する広告宣伝メールを、受信者から同意を得ずに配信していた。また、メールの本文には、同法に規定された送信者の氏名または名称を正しく表示していなかった。
迷惑メールの相談を受け付けている日本データ通信協会には、同社が配信した迷惑メールの相談が、215人からのべ1968件あったという。
(2011/01/27 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・株式会社エースに対する特定電子メール法違反に係る措置命令の実施(総務省)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_01000013.html
・株式会社エースに対する特定電子メール法違反に係る措置命令の実施[PDF](消費者庁)
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/110119premiums_1.pdf