ソニー・コンピュータエンタテインメント(東京都港区)は27日、同社のゲーム機向けサービス「PlayStation Network」と、ネットワーク対応機器向けのサービス「Qriocity」が不正アクセスを受け、ユーザーのアカウント情報が流出した可能性があると発表した。
発表によると、流出した可能性があるのは、これらサービスに登録したユーザーの氏名、住所、メールアドレス、生年月日、パスワード、 およびPlayStation NetworkのオンラインID。また、購入履歴や請求先住所、パスワード再設定用の質問への回答などのプロフィールデータ についても、サブアカウントを含めて流出した可能性があるという。登録されているクレジットカード番号(セキュリティコードを除く) と有効期限に関する情報については、現時点では取得された形跡は見つかっていないが、流出の可能性を完全に否定することはできないという。
これらのサービスでは、今月21日からアクセス障害が続き、調査を行っていたところ、17日から19日にかけてアカウント情報が流出していた可能性があることが判明。同社は、サービスを一時停止するとともに、情報セキュリティ専門会社に依頼して詳細についての調査を続けており、新たな情報やサービスの復旧時期などが判明した場合には、ホームページなどを通じて知らせるとしている。
同社は、サービスが復旧した際のパスワード変更を促すとともに、不正利用を防ぐために、アカウントに登録した情報の詳細やクレジットカードの引き落とし履歴などを定期的に確認するよう呼びかけている。また、同じIDやメールアドレスとパスワードの組み合わせで他のサービスを使用している場合には、それらサービスのパスワードも変更しておくことをお勧めする。
(2011/04/27 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:ネットセキュリティニュース】
・“Qriocity”をご利用の皆様へのお詫びとお願い(PlayStation Network)
http://cdn.jp.playstation.com/msg/sp_20110427_psn.html
・PlayStation Network/Qriocity をご利用の皆様へのお詫びとお願い(Qriocity)
http://qriocity-jp.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/1308/
・PlayStation Network
http://www.jp.playstation.com/psn/
・Qriocity
http://www.qriocity.com/jp/ja/