特定非営利活動法人の日本ウイグル協会と、同協会に関連するインターネット放送局のラジオフリーウイグルジャパン(RFUJ)は6日、それぞれのホームページが改ざんされていたと発表した。改ざんされていた期間にこれらのホームページを閲覧した場合、パソコンがウイルスに感染しているおそれがある。
発表によると、これらのホームページは改ざんの結果、閲覧者を無関係の外部サイトへ誘導する状態となっていた。改ざんの原因については、調査中だという。
日本ウイグル協会とRFUJでは、今月2日以降にセキュリティ対策を行っていないパソコンでこれらのホームページを閲覧した場合は、ウイルスに感染しているおそれがあるため、最新のウイルス対策ソフトで確認を行ってほしいと呼びかけている。
編集部でこれらのホームページについて調査したところ、4月26日の時点ですでにRFUJのホームページが改ざんされ、不正なコードが埋め込まれていたことを確認できた。コードは、11日掲載の本通信で触れた、検索サイトを悪用する攻撃で使用されているものだった。コードがいつ埋め込まれたかはわからないが、この攻撃自体は4月中旬から観測されている。このため、4月中旬以降に、日本ウイグル協会またはRFUJのホームページにアクセスした覚えのある方は、ウイルス対策ソフトを最新の状態にしてスキャンを実行するようおすすめする。
(2011/05/13 ネットセキュリティニュース)
■日本ウイグル協会ホームページ改ざんに関するお知らせとお詫び(日本ウイグル協会公式ブログ)
http://japanuyghur.blog52.fc2.com/blog-entry-53.html
■ホームページ改ざんに関するお知らせとお詫び(ラジオフリーウイグルジャパン)
http://d.hatena.ne.jp/rfuj/20110506/1304687788
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