米アドビシステムズは5日(現地時間）、フリーソフトのプラグイン「Adobe Flash Player」の最新版を公開した。
対象となるのは、Windows、Macintosh、Linux、Solaris版のFlash Player「10.3.181.16」とそれ以前のバージョン。および、Android版の Flash Player「10.3.185.22」とそれ以前のバージョン。
脆弱性を解消した最新バージョンは、Windows、Macintosh、Linux、Solaris版では「10.3.181.22」となる。IE用のActiveX版は「10.3.181.23」となる。Android版については、6月6日の週にアップデートを公開するとしている。
今回修正された脆弱性は、クロスサイトスクリプティング（XSS）の脆弱性で、同社基準で4段階中2番目の深刻度の「Important」に評価されている。この脆弱性を悪用した攻撃が、すでに報告されているという。
Adobe Flash Playerをインストールされている方は、至急のアップデートをおすすめする。使用中の製品のバージョン確認は、バージョン確認ページ（URL下記）で。最新版への更新は、ダウンロードページで行える。Windows版と、Mac版の「10.3.181.16」では、自動アップデート機能で更新できる。
なお、米グーグルは5日（現地時間）に、Webブラウザ「Google Chrome」の最新版を公開し、同梱の「Adobe Flash Player」を「10.3.181.22」へ更新している。
（2011/06/07 ネットセキュリティニュース）
【関連URL】
・Flash Playerのバージョン確認（アドビ）
http://www.adobe.com/jp/software/flash/about/
・Flash Playerのダウンロード（アドビ）
http://get.adobe.com/jp/flashplayer/
・Security update available for Adobe Flash Player［英文］（Adobe）
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb11-13.html
・Google Chrome Releases［英文］（google）
http://googlechromereleases.blogspot.com/