マイクロソフトは15日、6月度の月例セキュリティパッチ(セキュリティ更新プログラム)を公開した。公開されたパッチは、最も深刻な「緊急」9件を含む16件。Windows、.NET Framework、Silverlight、Forefront Threat Management Gateway、Internet Explorer、Excel、SQL Server、Visual Studioが影響を受ける。
【更新プログラムの内容】
[緊急]
・OLE(Object Linking and Embedding)オートメーション:リモートでコードが実行される脆弱性
・.NET FrameworkとSilverlight:リモートでコードが実行される脆弱性
・Threat Management Gatewayファイアウォールクライアント:リモートでコードが実行される脆弱性
・カーネルモードドライバー:リモートでコードが実行される脆弱性
・分散ファイルシステム:リモートでコードが実行される脆弱性
・SMBクライアント:リモートでコードが実行される脆弱性
・.NET Framework:リモートでコードが実行される脆弱性
・Internet Explorer用累積パッチ:リモートでコードが実行される脆弱性
・Vector Markup Language:リモートでコードが実行される脆弱性
[重要]
・MHTML:情報漏えいが起こる脆弱性
・Excel:リモートでコードが実行される脆弱性
・Ancillary Functionドライバー:特権が昇格される脆弱性
・Hyper-V:サービス拒否が起こる脆弱性
・SMBサーバー:サービス拒否が起こる脆弱性
・XMLエディター:情報漏えいが起こる脆弱性
・Active Directory証明書サービスのWeb登録:特権が昇格される脆弱性
このほか、新たにRorpian、Yimfoca、Nuqelに対応した「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンも公開された。
(2011/06/15 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:マイクロソフト】
・マイクロソフト セキュリティ ホーム
http://www.microsoft.com/japan/security/default.mspx
・2011年6月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms11-jun.mspx
・Microsoft Update
http://windowsupdate.microsoft.com/