グーグルは29日、同社のウェブブラウザ「Google Chrome 12」の最新安定版「12.0.742.112」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびInternet Explorer用のプラグイン「Chrome Frame」で、最新版への更新は自動的に行われる。
最新版では、解放済みメモリーを使用してしまう問題やメモリー破壊が起きる問題など、任意のコードを実行されるおそれのある危険度の高い脆弱性を含む7件が修正されている。
このほか内蔵のFlash Playerも、クロスドメインポリシーファイルを使ったコンテンツの互換性問題に対処した最新版(10.3.181.34)に更新されている。
なお、他のブラウザ用のFlash Playerについては、同日よりアドビ社から配布されており、コントロールパネルの「Flash Player」からバージョンの確認や更新が実行できる。
(2011/06/30 ネットセキュリティニュース)
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・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.com/2011/06/stable-channel-update_28.html
・Flash Player 10.3.181.34 Released[英文](Adobe Forum)
http://forums.adobe.com/thread/870916?tstart=0
・Flash Player 10.3 Release Notes[英文](Adobe)
http://kb2.adobe.com/cps/901/cpsid_90194.html#main_10.3.181.34