Mozilla Japanは17日、複数の脆弱性を修正したFirefoxの最新版「6.0」と「3.6.20」を公開した。
Firefox 6では、Firefox 4とFirefox 5に影響する7件の脆弱性が修正された。うち5件は、重要度「最高」に分類される深刻な問題で、悪用されると任意のコードが実行されるおそれがある。Firefox 6は、Firefox 4/5のセキュリティアップデート版を兼ねているので、旧版のユーザーは、Firefox6にアップデートしていただきたい。
Firefox 6で修正された脆弱性の大半は、同じエンジン使用するThunderbird 5にも影響があり、同日よりThunderbird 6.0が公開されている。
Firefox 3.6.20では、6.0と共通の重要度「最高」の脆弱性2件のほか、「最高」3件と「高」2件の計7件の脆弱性が修正された。これらは、同じエンジンを使用するThunderbird 3.1にも影響があり、同日より「3.1.12」が公開されている。
最新版は、自動更新機能を通じて配布されているほか、「ヘルプ」メニューから手動で更新することもできる。Firefox 4/5は、[ヘルプ]メニューから[Firefoxについて]を選択し、[ソフトウェアの更新を確認]ボタンを押す。Firefox 3.6は、[ヘルプ]メニューから[ソフトウェアの更新を確認]を選択すれば、すぐに更新できる。
(2011/08/17 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:Mozilla Japan】
>Firefox 6.0
・リリースノート
http://mozilla.jp/firefox/6.0/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/announce/2011/mfsa2011-29.html
>Firefox 3.6.20
・リリースノート
http://mozilla.jp/firefox/3.6.20/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/announce/2011/mfsa2011-30.html
>Thunderbird 6.0
・リリースノート
http://mozilla.jp/thunderbird/6.0/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/announce/2011/mfsa2011-31.html
>Thunderbird 3.1.12(Mozilla Japan)
・リリースノート
http://mozilla.jp/thunderbird/3.1.12/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/announce/2011/mfsa2011-32.html