グーグルは17日、同社のWebブラウザの最新安定版「Google Chrome 14.0.835.163」を、全てのプラットフォーム向けに公開した。32件の脆弱性を修正しており、最新版への更新は自動的に行われる。
最新版では、さまざまなオーディオ効果を実現する「Web Audio API」、ブラウザ内で C や C++ のコードをシームレスかつ安全に実行する「Nativeclient Client」が実装された。また、Mac OS X Lion 向けに、スクロールバーの表示改善やフルスクリーンモードのサポートなど多くの改善がなされている。
今回修正された脆弱性は、危険度が上から2番目の「高」が15件、3番目の「中」が10件、最も低い「低」が7件。「高」に分類される脆弱性には、解放済みメモリーの再利用などコード実行につながるおそれがある問題が多数含まれている。
(2011/09/20 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.com/2011/08/stable-channel-update_22.html
・ウェブの限界を押し広げる Google Chrome。最新バージョン公開。(GoogleJapan Blog)
http://googlejapan.blogspot.com/2011/09/google-chrome.html