マイクロソフトは9日、今月14日に公開が予定されているセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の概要を発表した。リリース予定のパッチは、4段階評価で深刻度が2番目に高い「重要」5件で、緊急度が最も高い「緊急」に分類されるパッチの予定はない。
修正パッチ5件のうち2件は Windows対象で、そのうち1件はすべてのOS(Windows 7/Vista/XP、Server 2003/2008/2008 R2)の「リモートでコードが実行される」脆弱性を修正する。もう1件は Server 2003/2008/2008 R2 の「特権の昇格」のおそれがある脆弱性を修正する。
それ以外の3件は、Officeとサーバー ソフトウェアを対象とするもので、Office 2003/2007/2010、Office for Mac、およびSharePoint Serverなどサーバー用ソフトの脆弱性を修正する。
このほか、「Windows Update」「Microsoft Update」などで、セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムと、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンのリリースも予定されている。
(2011/09/09 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:マイクロソフト】
・セキュリティ情報の事前通知 - 2011年9月
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms11-sep