Mozilla Japanは28日、複数の脆弱性を修正したFirefoxの最新版「7.0」と「3.6.23」を公開した。
Firefox 7.0は Firefox 4/5/6のセキュリティアップデート版を兼ねた最新版だ。Firefox 3.6.23は Firefox 3.6のセキュリティアップデート版で、いくつかの脆弱性が修正されているとあるが、現時点ではセキュリティアドバイザリが公開されておらず、修正された脆弱性の内容は分からない。
最新版は、自動更新機能を通じて配布されているほか、「ヘルプ」メニューから手動で更新することもできる。Firefox 4/5/6は、［ヘルプ］メニューから［Firefoxについて］を選択し、［ソフトウェアの更新を確認］ボタンを押す。Firefox 3.6は、［ヘルプ］メニューから［ソフトウェアの更新を確認］を選択すれば、すぐに更新可能だ。
Firefox 7.0では、メモリ使用量の大幅な削減やレンダリングの高速化などの機能拡張が行われているほか、このバージョンからロケーションバー（アドレスバー）に表示されるURLの「ｈｔｔｐ：／／」が、初期設定で非表示になった。「ｈｔｔｐｓ：／／」については、これまで通り全て表示されるが、たとえば「ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｓｏ－ｎｅｔ．ｎｅ．ｊｐ／」と表示されていたものは、「ｗｗｗ．ｓｏ－ｎｅｔ．ｎｅ．ｊｐ」と簡略化される。
なお、Firefoxで修正された脆弱性の多くは、同じエンジン使用するThunderbirdにも影響があり、Thunderbird 5/6用の「7.0」とThunderbird 3.1用の「3.1.15」が同日より公開されている。
（2011/09/28 ネットセキュリティニュース）
【関連URL：Mozilla Japan】
・Firefox 最新版公開 - デスクトップ版はメモリ使用量を削減、Android 版はコピー＆ペーストやアプリの終了が可能に
http://mozilla.jp/blog/entry/7284/
・Firefox 7.0 リリースノート
http://mozilla.jp/firefox/7.0/releasenotes/
・Firefox 3.6.23 リリースノート
http://mozilla.jp/firefox/3.6.23/releasenotes/
・ユーザインタフェースや添付ファイルの処理などを改善した Thunderbird の最新版を公開しました
http://mozilla.jp/blog/entry/7285/
・Thunderbird 7.0 リリースノート
http://mozilla.jp/thunderbird/7.0/releasenotes/
・Thunderbird 3.1.15 リリースノート
http://mozilla.jp/thunderbird/3.1.15/releasenotes/