マイクロソフトは7日、今月12日に公開が予定されているセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の概要を発表した。リリース予定のパッチは計8件あり、内訳は4段階評価で深刻度が最も高い「緊急」2件、「重要」6件。
「緊急」2件のうち1件は、すべてのOS(Windows 7/Vista/XP、Server 2003/2008/2008 R2)上のInternet Explorerを対象とするもので、「リモートでコードが実行される」おそれがある脆弱性を修正する。もう1件は「.NET Framework」と「Silverlight」に影響する。
「重要」6件のうち4件はWindowsを対象とし、「リモートでコードが実行される」「特権の昇格」のおそれがある脆弱性を修正する。
「重要」の残り2件は、リモートアクセスソフトの「Forefront Unified Access Gateway」、サーバーソフトの「Host Integration Server」を対象とし、それぞれ「リモートでコードが実行される」「サービス拒否」のおそれがある脆弱性を修正する。
このほか、「Windows Update」「Microsoft Update」などで、セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムと、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンのリリースも予定されている。
(2011/10/07 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:マイクロソフト】
・セキュリティ情報の事前通知 - 2011年10月
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms11-oct