グーグルは5日、同社のWebブラウザの最新安定版「Google Chrome 14.0.835.202」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびInternet Explorer用のプラグイン「Chrome Frame」で、最新版への更新は自動的に行われる。
最新版では、危険度が4段階評価で最も高い脆弱性1件と、2番目に高い脆弱性6件の計7件が修正された。危険度「最高」の脆弱性は、シェーダートランスレーター(3D描画に使用される言語変換エンジン)でメモリ破壊が発生する問題で、悪用されると任意のコードが実行されるおそれがある。コード実行のおそれのある問題は、危険度「高」の脆弱性にも複数含まれており、早急にアップデートされることをお勧めする。
また、今回の更新では Chrome内蔵のAdobe Flash Playerもアップデートされており、これまでの「Flash Player 10」から、昨日リリースされた最新版「Flash Player 11」に変更される。他のブラウザ用の「Flash Player 11」に関しては、ブラウザごとにアドビシステムズのサイトで更新していただきたい。
(2011/10/05 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.com/2011/10/stable-channel-update.html
<他のブラウザ向けFlash Player>
・Flash Playerのバージョン確認
http://www.adobe.com/jp/software/flash/about/
・Flash Playerのダウンロード
http://get.adobe.com/jp/flashplayer/