マイクロソフトは4日、今月9日に公開が予定されているセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の概要を発表した。リリース予定のセキュリティ更新プログラムは、4段階評価で深刻度が最も高い「緊急」1件、「重要」2件、「警告」1件の計4件。
悪用されるとワームの蔓延につながるおそれのある深刻度最高の「緊急」1件は、Windows Vista/7/Server 2008/Server 2008 R2に影響するリモートでコードが実行される脆弱性。深刻度が次に高い「重要」2件は、Windows Vista/7/Server 2008/Server 2008 R2に影響するリモートでコードが実行される脆弱性と、Windows XP/Vista/Server 2003/Server 2008/Server 2008 R2に影響する特権が昇格される脆弱性。悪用される可能性が比較的低い「警告」1件は、Windows 7/Server 2008 R2に影響するサービス拒否が起こる脆弱性を、それぞれ修正する。
このほか、「Windows Update」「Microsoft Update」などで、セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムと、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンのリリースも予定されている。
(2011/11/04 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:マイクロソフト】
・セキュリティ情報の事前通知 - 2011 年 11 月(マイクロソフト)
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms11-nov
・セキュリティ情報(マイクロソフト)
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/