グーグルは22日、同社のWebブラウザの最新安定版「Google Chrome 17.0.963.83」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびInternet Explorer用のプラグイン「Chrome Frame」で、最新版への更新は自動的に行われる。
最新版では、Flashゲームでの不具合に対処したほか、8件の脆弱性が修正された。
修正された脆弱性は、危険度が4段階評価で上から2番目「高」6件と、最も低い「低」2件。「高」の脆弱性には、解放したメモリーへのアクセスなど、悪用されると任意のコードが実行されるおそれのある問題が含まれている。
なお、今回のアップデートにも、同社主催のWebブラウザハッキングコンテスト「Pwnium」で使われた脆弱性の修正が含まれており、同コンテンストで使われた脆弱性は、これで全ての修正を終えた。
(2012/03/23 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update(Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2012/03/stable-channel-update_21.html