グーグルは29日、同社のWebブラウザの最新安定版「Google Chrome 18.0.1025.142」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびInternet Explorer用のプラグイン「Chrome Frame」で、最新版への更新は自動的に行われる。
最新版では、危険度が4段階評価で上から2番目「高」3件と、「中」5件、最も低い「低」1件の計9件の脆弱性が修正された。グラフィックスエンジンでのメモリー破壊の問題や解放したメモリーの利用など、コード実行につながるおそれのある問題が解決されている。
このほかに、内蔵されているFlash Playerが同日公開された最新版に更新されており、グラフィックス描画を高速化するための機能拡張も行われている。
(2012/03/30 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Release and Beta Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2012/03/stable-channel-release-and-beta-channel.html
・Moar better graphics[英文](The Chromium Blog)
http://blog.chromium.org/2012/03/moar-better-graphics.html