マイクロソフトは9日、今月14日に公開が予定されているセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の概要を発表した。リリース予定のセキュリティ更新プログラムは、4段階評価で深刻度が最も高い「緊急」1件、2番目に高い「重要」4件、3番目の「警告」1件の計6件。
「緊急」1件は、Windows XP/Vista/7、Server2003/2008/2008 R2 が影響を受ける脆弱性で、悪用されるとリモートでコードが実行されるおそれがある。
「重要」4件のうち2件はWindows関連で、サービス拒否、特権の昇格を招くおそれがある脆弱性が修正される。残る2件は開発ツール関連で、「Visual Studio」「Expression Design」に影響する脆弱性が修正される。「警告」1件はWindows関連で、サービス拒否のおそれがある脆弱性が修正される。
このほか、「Windows Update」「Microsoft Update」などで、セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムと、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンのリリースも予定されている。
(2012/03/09 ネットセキュリティニュース)
【連URL:マイクロソフト】
・マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 - 2012年3月
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms12-mar