アップルは16日、17件の脆弱性を修正したWindows用QuickTimeの最新版「7.7.2」を公開した。対象となるのは、Windows 7/Vista/XP。早急にアップデートすることをおすすめする。
最新版では、今月9日に公開された「OS X Lion 10.7.4」や「セキュリティアップデート 2012-002」で修正済みのもの4件を含め、17件の脆弱性が修正された。
細工されたWebサイトを訪問したり、細工された動画ファイルやMP4ファイル、MPEGファイル、PNG画像、.pictファイルを閲覧、表示したりすることにより、クラッシュや任意のコードが実行される可能性があるなどの深刻な問題ばかりなので、早急にアップデートすることをおすすめする。
QuickTimeとセットでインストールされている「Apple Software Update」で最新版を自動インストールできる。アップルのサイトから最新版を入手することも可能だ。
なお、QuickTime 6 ProのユーザーがQuickTime 7をインストールすると、QuickTime Proの機能は使えなくなる。この場合、QuickTime Proの機能を再び使えるようにするには、QuickTime 7 Pro用の登録コードを購入する必要がある。
(2012/05/16 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:アップル】
・QuickTime 7.7.2 for Windows[英文]
http://support.apple.com/kb/DL837
・About the security content of QuickTime 7.7.2[英文]
http://support.apple.com/kb/HT5261?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
・QuickTime - ダウンロード
http://www.apple.com/jp/quicktime/download/