オラクルは4月26日(米国時間。以下同)、JRE(Java Runtime Environment:Java実行環境)の最新版、JRE 7 Update 4(1.7.0_04)と、JRE 6 Update 32(1.6.0_32)を公開した。また5月2日、ブログ「Henrik on Java」で、JREの推奨バージョンをこれまでの「6」から「7」に変更したと発表した。
JREは、プログラム言語「Java」で書かれたプログラムを実行するために必要なソフトウェア。バージョン5まではすでに無償サポートが終了しており、バージョン6の無償サポートも2012年11月で終了する。業務や訪問サイトの関係でバージョン6が必要だという方もいるだろうが、そうでない場合は、この機会にバージョン7へ移行(アップグレード)するようおすすめする。
現在JRE 6を使用中で、JRE 7に移行したい方は、まずJRE 6をアンインストールし、下記のダウンロードページで配布されている最新版(現在は 7 Update 4)をダウンロード、インストールするとよい。
すでにJRE 7に移行した方は、JRE 6や、もっと古いJRE 5などが残っていないかどうかを確認しよう。もし残っていた場合は、セキュリティの観点から、業務等で必要な場合を除き、旧バージョンをすべて削除するようおすすめする。確認と削除の方法については、下記の「WindowsコンピュータからJavaをアンインストールするにはどうすればよいですか?」を参照していただきたい。
またオラクルでは、自動更新機能を通じてJRE 6からJRE 7への自動アップグレードを始める予定だとしている。自動アップグレードのプロセスでは、まずアップグレーを許可するかどうかたずねる画面が表示され、許可を選択すると、JRE 6が削除されてJRE 7がインストールされる。自動アップグレードの開始時期は明らかにされてない。
無償サポートが終了するまでJRE 6を使い続けたい方や、JRE 6とJRE 7の両方を使いたいという方は、「About Java 7」(英文)を参照していただきたい。
(2012/05/14 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:オラクル】
・Javaのバージョンの確認ページ
http://www.java.com/ja/download/installed.jsp
・JREのダウンロードページ
http://java.com/ja/download/
・WindowsコンピュータからJavaをアンインストールするにはどうすればよいですか?
http://www.java.com/ja/download/uninstall.jsp
・旧バージョンのJavaをシステムから削除しなければならないのはなぜですか
http://www.java.com/ja/download/faq/remove_olderversions.xml
・Moving to Java 7 as default[英文](Henrik on Java)
https://blogs.oracle.com/henrik/entry/moving_to_java_7_as
・About Java 7[英文](Oracle)
http://java.com/en/java7faq/
・Java SE 7 Update 4[英文](Oracle)
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/7u4-relnotes-1575007.html
・Java SE 6 Update 32[英文](Oracle)
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/6u32-relnotes-1578471.html