グーグルは27日、同社のWebブラウザの最新安定版「Google Chrome 20」(20.0.1132.43)を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびInternet Explorer用のプラグイン「Chrome Frame」で、最新版への更新は自動的に行われる。
最新版では、メジャーバージョンが「19」から「20」へと上がっているが、新機能の追加はなく、不具合の修正と安定性の向上が図られている。
修正された脆弱性は、危険度が4段階評価で上から2番目の「高」が14件、「中」5件、「低」3件の計22件。解放したメモリにアクセスしてしまう問題など、コード実行につながるおそれのある深刻な問題が多数修正されている。このうち、XML用スタイルシート「XSL」の処理に関する問題(危険度:高)と、64bit Linux版のみに影響するXMLライブラリ「libxml」の問題(危険度:中)は、Google Chrome以外にも影響がある。
(2012/6/27 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update(Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2012/06/stable-channel-update_26.html