マイクロソフトは6日、今月11日に公開を予定しているセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の概要を発表した。リリース予定のセキュリティ更新プログラムは、4段階評価で深刻度が最も高い「緊急」3件、2番目に高い「重要」6件の計9件。
「緊急」3件のうち2件は、Windows XP/Vista/7、およびWindows Server 2003/2008/2008 R2が影響を受ける。もう1件は、Windows Vista/7、およびServer 2008/2008 R2 上の Internet Explorer9に存在する脆弱性で、深刻度はWindows Vista/7は緊急、Server 2008/2008 R2は警告(4段階評価で3番目)と評価されている。3件とも、脆弱性が悪用されるとリモートでコードが実行されるおそれがある。
「重要」6件は、Office、Windows、および開発者ツールやサーバーソフトが影響を受ける。脆弱性が悪用されると、2件はリモートでコード実行のおそれ、1件は情報漏えい、3件は特権昇格のおそれがある。
このほか、「Windows Update」「Microsoft Update」などで、セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムと、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンの公開も予定されている。
(2012/07/06 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:マイクロソフト】
・マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 - 2012年7月
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/bulletin/ms12-jul