グーグルは1日、同社のWebブラウザの最新安定版「Google Chrome 21」を公開した。最新版は、MacとLinux用が「21.0.1180.57」、WindowsとInternet Explorer用のプラグイン「Chrome Frame」が「21.0.1180.60」で、自動的に最新版への更新が行われる。
最新版では、映像や音声を使ったリアルタイムコミュニケーションを実現するためのAPIが新たに組み込まれたほか、15件の脆弱性が修正されている。
修正された脆弱性は、危険度が4段階評価で最も高い「最高」1件、続く「高」6件、「中」5件、「低」3件。
PDFの取扱いで発生するメモリーがらみの問題や、Linux版のみに影響するタブの取扱いに関する危険度「最高」の問題など、コード実行につながるおそれのある深刻な脆弱性が多数修正されている。
(2012/8/02 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Release[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2012/07/stable-channel-release.html
・Chrome の最新安定版で、ウェブの最先端に触れてみよう(Google Japan Blog)
http://googlejapan.blogspot.jp/2012/08/chrome.html