グーグルは26日、同社のWebブラウザの最新メジャーバージョンアップ版「Google Chrome 22」の安定版(22.0.1229.79)を一般向けに公開した。最新版への更新は自動的に行われる。
Google Chrome 22では、拡張機能やアプリケーションにショートカットキーを割り当てる機能や、マウスポインターを制御するゲーム向けの新機能を搭載。Windows 8への対応強化や、高密度の繊細な画面(HiDPI/Retinaディスプレイ)への対応強化などの機能拡張に加え、24件の脆弱性が修正された。
修正された脆弱性は、危険度が4段階評価で最も高い「最高」1件、続く「高」15件、「中」5件、「低」3件。コード実行につながるおそれのある、メモリーがらみの危険な脆弱性が多数含まれている。なお、危険度「最高」の脆弱性は、Chrome自身の問題ではなく、Windowsカーネル(Windowsシステムの中枢部)で発生するメモリー破壊の問題とのことだ。
(2012/09/26 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2012/09/stable-channel-update_25.html