アップルは1日、深刻な脆弱性を修正した「iOS 6.0.1ソフトウェア・アップデート」を公開した。対象となるのは、iPhone 5/4S/4/3GS、iPad (第3世代)/iPad 2、iPod touch(第4世代以降)。
iOS 6.0.1では、カーネルとパスコードロック、レンダリングエンジン「WebKit」に関する計4件の脆弱性が修正された。WebKitに含まれる2件の脆弱性は、いずれも任意のコードが実行されるおそれのある危険な問題だ。このほかに、iPhone 5にソフトウェア・アップデートをワイヤレス(OTA:Over The Air)でインストールできない問題や、カメラのフラッシュが消えなくなる問題なども修正されている。
最新版への更新は、端末の「設定」アイコンから「一般」→「ソフトウェア・アップデート」と進むか、端末をパソコンに接続してiTunes経由で行う。
なお、OTAでソフトウェア・アップデートがインストールできないiPhone 5の問題に関しては、別途「iPhone 5アップデータ」が用意されており、あらかじめこれを適用することで、OTAでのソフトウェア・アップデートが行えるようになる。
(2012/11/02 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・About the security content of iOS 6.0.1 Software Update[英文](Apple)
http://support.apple.com/kb/HT5567