アップルは1日、Webブラウザ「Safari」の最新版「Safari 6.0.2」を公開した。対象は OS X Mountain Lion(10.8.2)/OS X Lion(10.7.5)で、「ソフトウェア・アップデート」を通じて提供されている。
最新版では、レンダリングエンジン「Webkit」に関する脆弱性2件が修正されている。いずれも、任意のコードが実行されるおそれのある深刻な問題だ。
これらの脆弱性は、同日公開された「iOS 6.0.1」においても修正されている。同じくWebkitを使用しているiTunesについても、まもなく更新版が公開されるとみられる。
なお、Windows版のSafariは、5月にリリースされた5.1.7を最後に、セキュリティアップデートが行われていない。情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が共同運営している脆弱性情報公開サイトJVN(Japan Vulnerability Notes)では、Windows版Safariの使用を停止するよう10月23日の時点で呼びかけている。
(2012/11/05 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:アップル】
・About the security content of Safari 6.0.2[英文]
http://support.apple.com/kb/HT5568?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
・Safari
http://www.apple.com/jp/safari/
・iTunes
http://www.apple.com/jp/itunes/