グーグルは27日、同社のWebブラウザ「Google Chrome」の最新安定版「23.0.1271.91」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、および、Internet Explorer用のプラグイン「Chrome Frame」。最新版への更新は、自動的に行われる。
最新版では、4段階評価の危険度が上から2番目に高い「高」2件と、「中」3件、「低」1件の計6件の脆弱性が修正された。
修正された脆弱性には、ベクトル形式のグラフィックスで使う「SVGフィルター」で起こる解放したメモリーの再利用や、XMLを扱うライブラリ「LibXML」で発生するバッファアンダーフローなど、悪用されるとコード実行につながるおそれのある、メモリーがらみの危険な問題が複数含まれている。
リリースでは、このほかにOSXのインテルGPU用ドライバに起因する危険度「高」の脆弱性が、Chrome以外の問題として報告されている。
(2012/11/27 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2012/11/stable-channel-update.html