インターネットバンキングのログイン後に不正なポップアップ画面が表示される不正送金事件で、警察庁は4日、複数の預金者のパソコンから共通のウイルスが検出されたと発表した。一部のウイルス対策ソフトはすでにこのウイルスに対応している。
報道によると、警察庁の不正プログラム解析センターが、偽の画面が表示された複数の預金者のパソコンを解析しウイルスを見つけた。このウイルスは、不正画面を表示させる機能と、パソコンから情報を盗み取って送信する機能を持っているとみられる。
警察庁は、4日の時点で、少なくとも以下の3つのセキュリティ対策ソフトでこのウイルスを駆除できるとしている。
・マカフィー「トータルプロテクション」
・シマンテック「ノートンインターネットセキュリティ」
・カスペルスキー「アンチウイルス2013」
上記3社のホームページで提供されている無料体験版でも駆除が可能だ。
(2012/11/05 ネットセキュリティニュース)