グーグルは12日、Webブラウザ「Google Chrome」の最新安定版「23.0.1271.97」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、および、InternetExplorer用のプラグイン「Chrome Frame」。最新版への更新は、自動的に行われる。
最新版では、危険度が4段階評価で最も高い「最高」の脆弱性1件、2番目に高い「高」の脆弱性3件、3番目に高い「中」の脆弱性2件、計6件の脆弱性が修正されている。
危険度が「最高」とされているのは、履歴ナビゲーションでクラッシュが起こる問題。「高」に分類されているのは、開放したメモリーにアクセスしてしまう問題2件と、スタック領域の破損が起こる問題。いずれもコード実行につながるおそれがある深刻な脆弱性だ。
このほか、内蔵のFlash Playerが最新版に更新されている。
(2012/12/12 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2012/12/stable-channel-update.html