マイクロソフトは27日、Windows 8/RTに標準搭載されている「メール」(Windowsモダンメール)のセキュリティ更新プログラムを公開した。最新版は、「Windowsストア」を通じてすでに配信されており、更新プログラム機能を利用してアップデートできる。
「Windowsストア」は、Windows 8/RT向けに有料/無料のアプリを提供しているアプリストアのこと。「メール」や「カレンダー」「People」などの一部のアプリは、Windowsに標準で搭載されている。
今回のアップデートでは、「メール、カレンダー、People、メッセージング」アプリのパフォーマンスと信頼性の向上、大幅な機能強化に加え、「メール」のなりすましの脆弱性1件が修正されている。深刻度は、4段階評価で上から3番目の「警告」。悪用されると、HTML形式のメール内のリンクが偽装されるおそれがある。
■Windowsストアアプリのアップデート方法
Windowsストアアプリのアップデートは、Windows UpdateではなくWindowsストアを通じて行う。
インストールされているストアアプリが更新されると、スタート画面の[ストア]タイルの右下に更新プログラムの数が表示される。[ストア]を開いて画面右上の[更新プログラム]を選択すると、[アプリの更新プログラム]が表示され、[インストール]で選択されているアプリのアップデートが始まる。
[更新プログラム]が表示されない場合には、[ストア]を開いた状態でチャームを表示し、[設定]→[アプリの更新]の順で選択すると、[アプリの更新プログラム]画面が表示される。[更新プログラムを確認する]ボタンを押すと、その場で更新プログラムの確認が行われる。
(2013/03/28 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・セキュリティアドバイザリ(2819682)Microsoft Windowsストアアプリケーション用のセキュリティ更新プログラム(マイクロソフト)
http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/advisory/2819682
・サポート技術情報(2832006)(マイクロソフト)
http://support.microsoft.com/kb/2832006/ja