グーグルは22日、同社のWebブラウザーの最新版「Google Chrome 27」の安定版「27.0.1453.93」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、および、Internet Explorer用のプラグイン「Chrome Frame」。最新版への更新は、自動的に行われる。
最新版では、表示速度の高速化などの機能改善に加え、14件の脆弱性が修正された。修正された脆弱性は、危険度が4段階評価で上から2番目に高い「高」11件、「中」2件、「低」1件。危険度「高」の脆弱性には、解放したメモリーの再利用など、コード実行につながるおそれのあるメモリーがらみの問題が含まれている。
最新版では、内臓のAdobe Flash Playerもアップデートされ、同日リリースの「11.7.700.203」に更新される。「11.7.700.203」は、今月15日に公開された「11.7.700.202」の後継としてMacとChrome用にリリースされたもので、前版で修正された13件の脆弱性に加え、不具合1件が修正されている。
また23日には、Android用の「Google Chrome 27」の安定版「27.0.1453.90」も公開された。最新版では、フルスクリーンモードへの対応や検索兼アドレスバーのオムニボックスの改善、安定性やパフォーマンスの向上を図る修正などが施されている。
(2013/05/23 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Release[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2013/05/stable-channel-release.html
・Chrome for Android Updatee[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2013/05/chrome-for-android-update.html
・Flash Runtime Announcements(Adobe Forums)
http://forums.adobe.com/thread/1216663