アップルは5日、OS X Mountain Lionの最新版「10.8.4」と、Mac OS X 10.7.5 (Lion)およびMac OS X 10.6.8(Snow Leopard)用の「Security Update 2013-002」、Webブラウザーの最新版「Safari 6.0.5」を公開した。最新版への更新は、アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」から実行できる。
■「OS X Mountain Lion Update 10.8.4」「Security Update 2013-002」
「OS X Mountain Lion Update 10.8.4」では、10.8.3以前のバージョンに影響する、10モジュール32件の脆弱性が修正されたほか、Safariの最新版「6.0.5」が同梱されている。
Lion/Lion Server用の「Security Update 2013-002」では、10.7.5以前のバージョンに影響する、5モジュール19件の脆弱性が。Snow Leopard/Snow Leopard Server用の「Security Update 2013-002」では、10.6.8以前のバージョンに影響する、3モジュール17件の脆弱性が修正された。
修正された脆弱性には、先月公開されたWindows版「QuickTime 7.7.4」で修正された脆弱性をはじめ、コード実行につながるおそれのある危険な問題が複数含まれている。
■Safari 6.0.5
OS X Mountain Lion(10.8.4に同梱)およびOS X Lion上の「Safari 6」に影響する、26件の脆弱性が修正された。いずれもレンダリングエンジン「WebKit」に関する問題で、うち21件は、先月公開されたWindows版「iTunes 11.0.3」で修正されたもの。コード実行につながるおそれのある、危険な問題が多数含まれている。
(2013/06/05 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:アップル】
・About the security content of OS X Mountain Lion v10.8.4 and Security Update 2013-002[英文]
http://support.apple.com/kb/HT5784
・About the security content of Safari 6.0.5
http://support.apple.com/kb/HT5785