グーグルは21日、同社のWebブラウザ、「Google Chrome」の最新安定版「29.0.1547.57」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびInternet Explorer用のプラグイン「Chrome Frame」。
最新版では、URLや検索語を入力する「オムニボックス」の履歴機能強化や、ブラウザの設定をリセットする機能が追加されたほか、計25件の脆弱性が修正された。修正された脆弱性には、解放したメモリーを使用してしまう問題など、悪用されるとコード実行につながるおそれのある危険度の高い問題が多数含まれている。
最新版では、内臓のFlash Playerもアップデートされており、最新の「11.8.800.115」に更新される。
最新版への更新は、自動的に行われるほか、Google Chromeのメニュー(右端のアイコン)から「Google Chromeについて」を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。Android版のGoogle Chrome 29については、記事執筆時点ではまだ未公開だが、準備が整い次第「Google play」経由で最新安定版が入手できる予定だ。
(2013/08/21 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2013/08/stable-channel-update.html