モジラは、Webブラウザ「Firefox」の最新版「Firefox 26.0」を10日に公開した。法人向け延長サポート版(ESR)の最新版「24.2.0」も公開されている。メールソフトの「Thunderbird 24.2.0」も同日、公開されている。
デスクトップ版Firefox 26.0では、サードパーティ製プラグインの起動時にクリックが必要となった。例外は最新版のFlash Playerで、今まで通りクリック不要で再生される。利用しているFlash Playerが最新版でない場合は、更新を促すメッセージが表示される。
脆弱性の修正も行われている。デスクトップ版 26.0では、重要度が4段階評価で最も高い「最高」5件、次に高い「高」3件、「中」3件、「低」3件、計14件の脆弱性を修正。ESR版では、デスクトップ版 26.0と共通する「最高」5件、「高」3件、「中」1件の計9件が修正された。悪用されると任意のコードが実行されパソコンを乗っ取られるおそれのある深刻な脆弱性が含まれているため、速やかに更新することが望ましい。
それぞれの最新版は、自動更新機能を通じて配布されているほか、[ヘルプ]メニューの[Firefoxについて]を選択し、ダウンロード完了後に[ダウンロードした更新を適用]ボタンをクリックするとすぐに更新できる。Android版では、[設定]→[Mozilla]→[Firefoxについて]の順に選択し[更新を確認]をタップする。
Firefoxで修正された脆弱性は、同じエンジンを使用するメールソフトThunderbirdにも影響があり、こちらも最新版の「24.2.0」が公開されている。
(2013/12/11 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:Mozilla Japan】 <Firefox 26.0> ・リリースノート(デスクトップ版) http://www.mozilla.jp/firefox/26.0/releasenotes/ ・リリースノート(Android版) http://www.mozilla.jp/firefox/android/26.0/releasenotes/ ・セキュリティアドバイザリ http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefox.html <Firefox ESR版 24.2.0> ・リリースノート http://www.mozilla.jp/firefox/24.2.0/releasenotes/ ・セキュリティアドバイザリ http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefoxESR.html <Thunderbird 24.2.0> ・リリースノート http://www.mozilla.jp/thunderbird/24.2.0/releasenotes/ ・セキュリティアドバイザリ http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/thunderbird.html