グーグルは15日、Webブラウザ「Google Chrome」の最新安定版「32」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびInternet Explorer用のプラグイン「Chrome Frame」で、Windows版とChrome Frameは「32.0.1700.76」、Mac版とLinux版は「32.0.1700.77」。
最新版では、機能の強化および、脆弱性11件の修正が行われた。解放したメモリーを使用してしまう問題など、危険度が4段階中で2番目に高い「高」の脆弱性も複数修正されている。内蔵のFlash Playerも、最新の「12.0.0.41」に更新された。
マルウエア対策の機能も強化されている。悪質なファイルをダウンロードしようとすると、自動的にダウンロードがブロックされ、画面の下部にメッセージが表示されるようになった。
最新版への更新は自動的に行われるほか、Google Chromeのメニュー(右端のアイコン)から「Google Chromeについて」を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。
(2014/1/15 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】 ・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases) http://googlechromereleases.blogspot.jp/2014/01/stable-channel-update.html
・Everyone can now track down noisy tabs[英文](Google Chrome Blog) http://chrome.blogspot.jp/2014/01/everyone-can-now-track-down-noisy-tabs.html