アドビシステムズは5日、深刻な脆弱性1件を修正した「Flash Player」の最新版を公開した。すでにこの脆弱性の悪用事例が報告されており、同社は最新版にアップデートするよう呼びかけている。
対象となるのは、Windows版、Mac版、Linux版のFlash Playerで、更新後のバージョンはWindows版とMac版が「12.0.0.44」、Linux版が「11.2.202.336」となる。Flash Player 12系を利用できないWindowsとMac向けには、11.7系の最新版「11.7.700.261」が提供されている。
システムにインストールされているFlash Playerのバージョンは、下記のバージョン確認ページにアクセスするか、コントロールパネルの「Flash Player」の[高度な設定]タブで確認できる。最新版は同社サイトで配布されている。
なお、Windows 8/8.1に搭載されているInternet Explorer 10/11用のFlash Playerについては、Windows Updateを通じて「12.0.0.44」が配布されており、自動的に更新が行われる。Google Chrome用のFlash Playerについては、先行公開されている「Chrome 32.0.1700.107」に最新版の「12.0.0.44」が含まれており、こちらも自動的に更新される。
(2014/2/05 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・APSB14-04: Adobe Flash Player 用セキュリティアップデート公開(アドビ) http://helpx.adobe.com/jp/flash-player/kb/cq02031643.html
・Flash Playerのバージョン確認(アドビ) http://www.adobe.com/jp/software/flash/about/
・Flash Playerのダウンロード(アドビ) http://get.adobe.com/jp/flashplayer/
・Stable Channel Update(Google Chrome Releases) http://googlechromereleases.blogspot.jp/2014/02/stable-channel-update.html
・セキュリティアドバイザリ(2755801)Internet Explorer上のAdobe Flash Playerの脆弱性に対応する更新プログラム(マイクロソフト) http://technet.microsoft.com/ja-jp/security/advisory/2755801