モジラは5日、Webブラウザの最新版「Firefox 27.0」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびAndroid。法人向けの延長サポート版(ESR)「24.3.0」、メールソフトの「Thunderbird 24.3.0」も同日公開されている。
Firefox 27.0のデスクトップ版では、ソーシャルAPIの改良により、同時に複数のサービスから通知やチャットなどを受けられる新機能が追加された。Android版では、新たに4か国語が追加されたほか、計13件の脆弱性が修正されている。
Firefox 27.0で修正された脆弱性は、重要度が4段階評価で最も高い「最高」4件、次に高い「高」4件、「中」4件、「低」1件。ESR版では、27.0と共通の「最高」3件、「高」4件が修正された。悪用されると任意のコードが実行されるおそれのある、危険な問題が含まれている。
それぞれの最新版は、自動更新機能を通じて配布されているほか、[ヘルプ]メニューの[Firefoxについて]を選択し、ダウンロードが完了したら[ダウンロードした更新を適用]ボタンをクリックすれば今すぐ更新できる。Android版は、[設定]→[Mozilla]→[Firefoxについて]の順に選択し[更新を確認]をタップする。
ESR版Firefoxで修正された脆弱性は、同じエンジンを使用するメールソフトThunderbirdにも影響があり、こちらも最新版の「24.3.0」が公開されている。
(2014/2/05 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:Mozilla Japan】 <Firefox 27.0> ・リリースノート(デスクトップ版) http://www.mozilla.jp/firefox/27.0/releasenotes/ ・リリースノート(Android版) http://www.mozilla.jp/firefox/android/27.0/releasenotes/ ・セキュリティアドバイザリ http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefox.html <Firefox ESR 24.3.0> ・リリースノート http://www.mozilla.jp/firefox/24.3.0/releasenotes/