アップルは19日、OS X Mavericks 10.9.5とMountain Lion/Lion用の「セキュリティアップデート 2014-004」、およびブラウザの最新版「Safari 7.1/6.2」を公開した。いずれも深刻な脆弱性の修正が含まれている。
■OS X Mavericks 10.9.5 / セキュリティアップデート2014-004
不具合や機能改善に加え、複数の深刻な脆弱性が修正されている。修正された脆弱性は、OS X Mavericks 10.9.5が44件(このほかにSafari 7.0.6での修正分7件が含まれる)。Mountain Lion(OS X 10.8.5)用の「セキュリティアップデート2014-004」が24件。Lion(OS X 10.7.5)用の「セキュリティアップデート2014-004」が9件。任意のコードが実行されるおそれのある、危険な脆弱性が多数含まれている。
アップデータは、アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」で自動インストールできるほか、同社の「サポートダウンロード」ページからも入手できる。
・About the security content of OS X Mavericks v10.9.5 and Security Update 2014-004 [英文](アップル)
http://support.apple.com/kb/HT6443
・サポートダウンロード(アップル)
http://support.apple.com/ja_JP/downloads/
■Safari 7.1/6.2
レンダリングエンジン「Webkit」に含まれる問題8件と、フォームの自動入力機能でパスワードが流出するおそれのある問題の計9件の脆弱性が修正された。Webkitの脆弱性は、メモリー破壊を引き起こす深刻なもので、細工されたWebサイトを閲覧するだけで任意のコードを実行されるおそれがある。
「Safari 7.1」は OS X Mavericks v10.9.5に、「Safari 6.2」は OS X Mountain Lion v10.8.5 に対応している。
アップデートは、アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」から実行できるほか、同社のサポートダウンロードページから最新版を入手することもできる。
・About the security content of Safari 6.2 and Safari 7.1 [英文](アップル)
http://support.apple.com/kb/HT6440
・サポートダウンロード(アップル)
http://support.apple.com/ja_JP/downloads/
(2014/09/22 ネットセキュリティニュース)