グーグルは8日、多数の脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新安定版「38.0.2125.101」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux。
最新版では、新たなAPIの追加などに加え、計159件の脆弱性が修正された。うち113件は、比較的軽微な問題だが、JavaScriptエンジンとプロセス間通信で発生する問題や、PDFレンダリングエンジンで起きるメモリーエラーの問題、解放したメモリーを再使用してしまう問題など、悪用されると任意のコードが実行されるおそれのある危険な問題も含まれている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、メニュー(右端のアイコン≡)から「Google Chromeについて」を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。
(2014/10/08 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2014/10/stable-channel-update.html