アップルは28日、OS X Yosemite v10.10.2とMavericks/Mountain Lion用の「セキュリティアップデート 2015-001」、Webブラウザの最新版「Safari 7.1.3/6.2.3」、モバイル端末用OSの最新版「iOS 8.1.3」を公開した。いずれも、深刻な脆弱性の修正が含まれている。
■「OS X Yosemite 10.10.2」、「セキュリティアップデート 2015-001」
「OS X Yosemite 10.10.2」では47件の脆弱性が修正されたほか、WebKitの脆弱性を修正したブラウザSafariの最新版「8.0.3」が含まれている。「セキュリティアップデート 2015-001」では、Mavericksで34件、Mountain Lionで27件の脆弱性が修正されている。
最新版への更新は、OS X Yosemiteの自動アップデートが利用できるほか、アップルメニューの[App Store]を選択し、ツールバーの[アップデート]ボタンをクリックすると、アップデートの確認と更新が行える。
<関連URL>
・About the security content of OS X Yosemite v10.10.2 and Security Update 2015-001[英文]
http://support.apple.com/ja-jp/HT204244
■Webブラウザの最新版「Safari 7.1.3/6.2.3」
Webページを描画するレンダリングエンジン「WebKit」の脆弱性4件が修正されている。「Safari 7.1.3」はOS X Mavericksに、「Safari 6.2.3」はOS X Mountain Lionに対応し。最新版への更新は、Appleメニューから[App Store]を選択し、ツールバーの[アップデート]ボタンをクリックする。OS X Yosemite用の最新版「Safari 8.0.2」は、OS X 10.10.2に含まれている。
<関連URL>
・About the security content of Safari 8.0.3, Safari 7.1.3, and Safari 6.2.3[英文]
http://support.apple.com/ja-jp/HT204243
■モバイル端末用OSの最新版「iOS 8.1.3」
ソフトウェア・アップデートの実行に必要なストレージ容量の低減や、いくつかの不具合の修正、機能追加に加え、レンダリングエンジン「WebKit」の問題16件をはじめとする計33件の脆弱性が修正された。最新版への更新は、端末の[設定]アイコンから[一般]→[ソフトウェアアップデート]と進むか、端末をパソコンに接続してiTunes経由で行う。
<関連URL>
・About the security content of iOS 8.1.3[英文]
http://support.apple.com/ja-jp/HT204245
(2015/01/28 ネットセキュリティニュース)