グーグルは6日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新安定版を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、Android。
アップデート後は、デスクトップ版が「Chrome 40.0.2214.111」に、Android版が「40.0.2214.109」に更新される。
最新安定版では、リモートコード実行につながる開放したメモリーにアクセスしてしまう問題や、JavaScriptで任意のサイトを制御できてしまう問題などの危険度の高い脆弱性を含む11件の脆弱性が修正されている。
このほかにも、デスクトップ版では、内蔵のFlash Playerが最新の「16.0.0.305」に更新されており、Android版では、サムスンの端末で発生していたセキュリティの警告が表示される問題に対処された。
最新版への更新は、デスクトップ版は標準設定で自動的に行われるほか、Chromeメニュー(右端のアイコン≡)から[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。
Android版は、Google Playの標準設定でWi-Fi接続時に自動的に行われるほか、Google Playでただちにアップデートが行える。
(2015/02/06 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Chrome for Android Update(Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2015/02/chrome-for-android-update.html