グーグルは4日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新安定版「41.0.2272.76」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux。
最新安定版では、開発者向けの機能の強化や安定性とパフォーマンスの向上に加え、51件の脆弱性が修正されている。
修正された脆弱性には、割り当てられたメモリー領域の境界を越えて書き込んでしまう問題や、開放したメモリーを再使用してしまう問題など、リモートコード実行につながるメモリーがらみの危険な問題が多数含まれており、悪用されるとシステムが乗っ取られるなどの深刻な事態を招くおそれがある。
最新版への更新は自動的に行われるほか、Chromeメニュー(右端のアイコン≡)から[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。
(2015/03/04 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
Stable Channel Update(Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2015/03/stable-channel-update.html