アップルは9日、Mac OS X Yosemite v10.10.3とMavericks/Mountain Lion用の「セキュリティアップデート 2015-004」、Webブラウザ「Safari」の最新版、モバイル端末用OSの最新版「iOS 8.3」を公開した。いずれも深刻な脆弱性の修正が含まれている。
■OS X Yosemite v10.10.3、Security Update 2015-004
Yosemiteで75件(内包のSafariを除く)、MavericksとMountain Lionで62件の脆弱性が修正されている。細工されたWebサイトを閲覧すると任意のコードが実行されるおそれのある深刻な脆弱性の合修正が多数含まれている。
アップデートは、自動更新や通知のクリック、または手動で「App Store」を確認する。Appleメニューから[App Store]を選択し、ツールバーの[アップデート]ボタンをクリックすると、利用可能なアップデートが表示される。
<関連URL>
・About the security content of OS X Yosemite v10.10.3 and Security Update 2015-004[英文](アップル)
https://support.apple.com/ja-jp/HT204659
■Safari 7.1.5/6.2.5
Webページを描画するレンダリングエンジン「WebKit」で、任意のコードが実行されるおそれのある深刻な問題4件を含む、計8件の脆弱性が修正されている。
「Safari 7.1.5」はOS X Mavericksに、「Safari 6.2.5」はOS X Mountain Lionに対応する。最新版への更新は、Appleメニューから[App Store]を選択し、ツールバーの[アップデート]ボタンをクリックする。
なお、OS X Yosemite用の最新版「Safari 8.0.5」は、OS X 10.10.3に含まれている。
<関連URL>
・About the security content of Safari 8.0.5, Safari 7.1.5, and Safari 6.2.5 [英文](アップル)
https://support.apple.com/ja-jp/HT204658
■iOS 8.3
計58件の脆弱性が修正されている。任意のコードが実行されるおそれのある「WebKit」の問題21件など、深刻な問題の修正が多数含まれている。
アップデートは、端末の[設定]アイコンから[一般]→[ソフトウェアアップデート]と進むか、端末をパソコンに接続してiTunes経由で行う。
<関連URL>
・About the security content of iOS 8.3[英文](アップル)
https://support.apple.com/ja-jp/HT204661
(2015/04/10 ネットセキュリティニュース)