オラクルは米国時間14日、四半期ごとの定例アップデートの一環として、JRE(Java Runtime Environment:Java実行環境)の最新版、JRE 8 Update 45(1.8.0_45)を公開した。
8 Update 45では、Update 40以前に影響する脆弱性13件が修正されている。そのうち3件は、脆弱性評価システム(CVSS)のスコアが最高値の「10.0」とされている危険性の高いものだ。悪用されると、外部からの攻撃でシステムが乗っ取られてしまうなどの深刻な被害が発生するおそれがある。
また、脆弱性のうち11件は JRE 7のUpdate 76(1.7.0_76)以前にも影響があり、これを修正した7 Update 79が公開されている。
対象となるのは、Windows、v10.7.3以降のMac OS X、Linux、Solaris。JREのアップデート機能(自動更新機能や、Javaコントロールパネルの[更新]タブの[今すぐ更新]ボタン)を使って更新できるほか、同社サイトから無料でダウンロードすることもできる
なお、JRE 7の一般向けアップデートは今回が最後となる。4月30日には公式サポートも終わるので、今後もJREを使い続ける場合は、JRE 8へ早急に更新するようおすすめする。JREの自動更新が有効になっていれば、すでにJRE 8への更新とJRE 7の削除が自動的に行われている。JREが不要であれば、アンインストールも視野に入れよう。アンインストールの方法については、下記の「関連URL」を参照していただきたい。
(2015/04/15 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Oracle Critical Patch Update Advisory - April 2015[英文](オラクル)
http://www.oracle.com/technetwork/topics/security/cpuapr2015-2365600.html
・Javaのバージョンの確認(オラクル)
http://www.java.com/ja/download/installed.jsp
・Javaのダウンロード(オラクル)
http://java.com/ja/download/
・Java 7のダウンロード(オラクル)
http://www.java.com/ja/download/manual_java7.jsp
・WindowsコンピュータからJavaをアンインストールするにはどうすればよいですか。(オラクル)
https://www.java.com/ja/download/help/uninstall_java.xml
・MacでJava 7およびそれ以降のバージョンをアンインストールするにはどうすればよいですか。(オラクル)
https://www.java.com/ja/download/help/mac_uninstall_java.xml
・公式サポートが終了する Java Platform, Standard Edition 7(Java SE 7)の利用者に向けた注意喚起(IPA)
http://www.ipa.go.jp/about/press/20150311.html