グーグルは2日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新安定版「41.0.2272.118」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux。
最新安定版では、JavaScriptエンジンとゲームパッドAPI、IPC(InterProcess Communication:プロセス間通信)の問題を組み合わせると、不正な操作を防ぐための「サンドボックス」を迂回してリモートからコードが実行できる深刻度「最高」の脆弱性や、ハッキングコンテスト「Pwn2Own」で報告された深刻度「高」の脆弱性など、計4件の脆弱性が修正されている。悪用されるとシステムが乗っ取られるなどの深刻な事態を招くおそれがある。
最新版への更新は自動的に行われるほか、Chromeメニュー(右端のアイコン≡)から[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。
(2015/04/03 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2015/04/stable-channel-update.html