グーグルは20日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新安定版「43.0.2357.65」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux。
Chrome 43では、ブラウザ上でMIDI楽器が使える「MIDI API」、位置情報やプッシュ通知、MIDI楽器などの機能を管理する「Permissions API」といった新機能の追加に加え、37件の脆弱性が修正されている。
修正された脆弱性には、サンドボックスの制限や異なるサイト間の制限を突破されてしまう問題や、開放したメモリーにアクセスしてしまう問題などの、深刻度が「高」の脆弱性が複数含まれている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、Chromeメニュー(右端のアイコン≡)から[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。
(2015/05/20 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2015/05/stable-channel-update_19.html