グーグルは22日、深刻な脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新安定版「44.0.2403.89」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linuxである。
アプリ、拡張機能用のAPI追加や安定性とパフォーマンスの改善に加え、計43件の脆弱性が修正されている。修正された脆弱性には、バッファオーバーフローが発生する問題や、開放したメモリーにアクセスしてしまう問題などの、深刻度が「高」の脆弱性が多数含まれている。
最新版への更新は自動的に行われるほか、Chromeメニュー(右端のアイコン≡)から[Google Chromeについて]を選択すると、ただちに最新版の確認とアップデートが行える。なお、最新版はブラウザの再起動後に利用できるようになるので、ブラウザを起動したままでいる方は注意したい。
(2015/07/22 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・Stable Channel Update[英文](Google Chrome Releases)
http://googlechromereleases.blogspot.jp/2015/07/stable-channel-update_21.html