モジラは11日、Webブラウザ「Firefox」の最新版「40.0」を公開した。対象となるのは、Windows、Mac、Linux、およびAndroid。法人向けの延長サポート版(ESR)「38.2」も公開されている。
最新版ではWindows 10を正式にサポートしたほか、望ましくない可能性のあるソフトウェアが含まれるページを開こうとした時に警告が行われるようになった。また、モジラが認証していないアドオンに対して警告が表示されるようになった。
脆弱性も14件修正されている。修正された脆弱性の重要度は、4段階評価で最も高い「最高」が4件、次に高い「高」7件、「中」2件、「低」1件。悪用されると任意のコードが実行されるおそれのある危険な脆弱性の修正も含まれている。
ESR版38.2では、40.0と共通する「最高」4件、「高」7件の計11件の脆弱性が修正された。
それぞれの最新版は自動更新機能を通じて配布されているほか、手動で更新することもできる。
デスクトップ版Firefoxの手動更新は、Windowsではメニューボタン「≡」をクリック→下段のヘルプボタン「?」をクリック→表示された[ヘルプ]メニューの[Firefoxについて]を選択する。または、[Alt]キーを押してメニューバーを表示し、[ヘルプ]メニューの[Firefoxについて]を選択する。OS Xでは、Firefoxメニューの[Firefoxについて]を選択する。
Android版は、メニューから[設定]→[Mozilla]→[Firefoxについて]→[更新を確認]の順にタップする。
(2015/08/12 ネットセキュリティニュース)
【関連URL:モジラ】
<Firefox 40.0>
・リリースノート(デスクトップ版)
http://www.mozilla.jp/firefox/40.0/releasenotes/
・リリースノート(Android版)
http://www.mozilla.jp/firefox/android/40.0/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefox.html
<Firefox ESR 38.2>
・リリースノート
http://www.mozilla.jp/firefox/38.2.0/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefoxESR.html