フィッシング対策協議会は、16日と20日にフィッシングの緊急情報を発信し注意を呼びかけた。16日は金融庁をかたるフィッシング、20日はJ:COMをかたるフィッシングで、いずれも偽サイトに誘導し、個人情報を入力させようとする。
金融庁をかたるフィッシングサイトは、「国内インターネットバンキングを狙った犯罪にご注意ください!」と朱書し、金融庁による注意喚起を装っている。「各銀行のセキュリティレベルアップ」のため、「暗証カードバージョンアップ」をするとして、個人情報入力への協力を求めている。
J:COMをかたるフィッシングサイトは、ログイン画面に誘導し、利用登録のための個人情報入力、ログインのためのIDやパスワードの入力を促している。
金融庁のフィッシングサイトは19日正午、J:COMのフィッシングサイトは20日午後1時現在で稼働が確認されており、協議会は閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼している。
協議会は、類似のフィッシングサイトが公開される可能性があるとし、こうしたサイトでは個人情報やアカウント情報 ( ID、パスワードなど) を絶対に入力しないように、注意を呼びかけている。
(2015/10/20 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・J:com をかたるフィッシング (2015/10/20)(フィッシング対策協議会)
https://www.antiphishing.jp/news/alert/jcom_20151020.html
・金融庁をかたるフィッシング (2015/10/16)(フィッシング対策協議会)
http://www.antiphishing.jp/news/alert/fsa_20151016.html
・金融庁ホームページを模倣したウェブサイト等にご注意ください!(金融庁)
http://www.fsa.go.jp/news/27/sonota/20150911-2.html